外国人未経験デザイナーの2年間の軌跡

こんにちは、私はアナです。シードライブのアシスタントデザイナーです。

私はデザイナーとして未経験で会社に入社しました。

今となっては懐かしいピカピカの新人の頃の自己紹介とシードライブでの最初の数ヶ月についてのブログはコチラ。

今回は、入社してからの2年間を振り返ってみたいと思います。

デザインの進化


前回のブログで、日本の会社での研修後のデザインの変化について書きました。

当初、私のデザインは日本風の要素を取り入れていたものの、日本で好まれるデザインの知識不足と、デザイナーとしての経験不足から、作ったデザインに対して差し戻しを多く受けました。
最近、過去に作った自分の作品を見ると、私がこの2年でどれだけ進化したかが分かります。

初めは、日本と西洋のスタイルの主要な違いを指摘することしかできませんでしたが、今では徐々に日本のスタイルとその目的と本質をつかめるようになったと思います。

日本に住むことで、この国の考え方を理解し、それによってデザインへの理解が深まります。
それが具体的に何かを特定するのは簡単ではありませんが、周囲を観察し、この情報を視覚的な記憶に吸収することで、徐々に表現できるようになりました。

一番大きかった課題は、西洋のデザインに対して日本のアプローチを理解し、感じることでした。
私たちが旅行したとき、他の国々が自分達の文化を取り入れたデザインを目にすることがよくあります。
それは非常に興味深いです。

例えば、西洋の寿司レストランや土産物店では伝統的な日本のモチーフを使っているものを見かけます。
日本ではこんな使い方はしないけれども、その国の日本のイメージはそうなのでしょう。
日本で暮らしている人から見るとその国の日本の解釈の仕方が斬新に感じます。
日本でも同じくカフェや服、イタリアン、アメリカン、またはフランス風のデザインなどを模倣しようとしています。

多分、その模倣した国のデザイナーから見ればその国の文化とは少し違った解釈でそれぞれの国のスタイルをその国独自の文化と融合させており、また新しい物を生み出していく楽しさを学べることでしょう。
世界中のデザイナーとのつながりを築くために、このことについて今後のブログでさらに書きたいと思っています。

外国人から見た日本の会社


シードライブの職場環境は、典型的な日本のものではありません。
私は日本に来てから様々な職場を経験しましたが、日本と西洋の環境の組み合わせのバランスを感じたのはシードライブでした。
シードライブは、多くの日本の会社とは異なり、仕事を楽しむことに重点を置いています。
みんなの意見が考慮され、迅速かつ効果的な調整が行われます。

シードライブの特徴は、柔軟性です。
仕事やプライベートに関する悩みを会社と社員が納得できるような落としどころを見つけようとしてくれているので、外国人である私にも働きやすい環境です。
さらに、IT以外の様々な分野でも「楽しそうだからやってみよう!」とチャレンジしてみようという社風があります。
私は自国の料理を紹介することができ、非常に嬉しかったですし、同僚たちは調理を手伝ってくれ、それを試食することにも楽しんでくれていました。
食べた後の感想も率直に言ってくれて非常に嬉しかったです。(記事はコチラ)
このそれぞれの意見を率直に言える社風は、仕事の要求によって個人の生活が犠牲にならないようなワークライフバランスにも広がっています。
一人一人の能力と個性が評価され、会社組織としてチームの結束感を生み出しています。

シードライブでの経験は、私の人間性と技術レベルの成長に大きな影響を与えくれました。
ここで働く社員の様々な話や背景が、私の心を開き、より思いやりのある人間にしてくれました。
ここでの経験は、将来の仕事と人間性に更に反映され、デザイナーとしても社会人としても成長するでしょう。


この2年間で、日本の会社に対する新たな発見がありました。
全ての日本の会社が同じではないことを実感しました。
シードライブでの仕事は、異なる文化を会社に取り入れることが、創造的でオープンマインドな雰囲気を作り出すということを私に教えてくれました。
異文化が交錯する中で、私たちはより柔軟な思考と多様なアプローチ方法を学んでいきます。
シードライブでのこれからの未来を楽しみにしています。

シードライブに入社した新卒の成長記録 〜はな編〜

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