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熱いネタ、あります。

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錦糸町『麺や 璃宮』で激辛地獄ラーメンに挑戦して限界突破した話

錦糸町『麺や 璃宮』で激辛地獄ラーメンに挑戦して限界突破した話

季節はすっかり暖かくなってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
初めまして、こんにちわ。以前の激辛ファイトクラブの記事で超新星と謳われた新人のうすだです。

まだまだ冬はつとめてこの上ない師走の上旬、錦糸町のラーメン店『麺や 璃宮』さんへ激辛ラーメンを食べに伺いました。

ちょっとした手違いで迷いに迷ってたどり着いたお店は、どことなく昭和を彷彿とさせるレトロでおしゃれな佇まい。
カウンター席に3人並んでラーメン、油そばをいただきました。

まず注文する前に気になったのは”激辛地獄ラーメン”、ではなく、壁に貼られたメニューの中で異彩を放つ”ハイレグ”の文字。
”もつ煮”、”ハイレグ”、”カレー油そば”、、、カオス、もとい自由律俳句のようなリズムで配置された、そして周りの情報からは一切の推理を許さない、なんとも蠱惑的な響きの”ハイレグ”。

気のいい店員のおばちゃんに確認し、エンカウントしたものはこちら。

ピンクオレンジのお酒でした。色からのイメージなのでしょうか?
ネーミングセンスもいい意味で昭和。
その感性を理解してしまう自分の歳を苦笑いをしながら”激辛地獄ラーメン”のラインナップを確認。

辛さのランクは5段階。

そして親切心からの、おばちゃんの再三の制止をぶっちぎり、もちろん『激辛地獄ラーメン限界突破‼︎MAX10!!』を注文。

この時はわかりませんでした。この何気ない選択が、かつてない惨劇を引き起こそうとは。。。

※厨房のおっちゃんがむせながら調理してくれたクリエイティブな一品。

差し出されたラーメンは、、、あれ?赤くない。見た目それほど辛そうではない。
極太麺で、一般的なイメージのラーメンよりもスープ入りの油そばを思わせる。
ただし匂いについては、真冬の夜にもかかわらず、夜空もむせかえる激しいダンス、な、その一杯。

※試しに食べてもらうことに。

満を持して実食。辛いです。
辛いですが別にいつも通り食べられない辛さというわけではなく、ちゃんと、鰹出汁でしょうか?魚をベースとした味をしっかりと感じられる美味しいラーメンでした。。。
最初は。

激辛料理あるあるですが、最初はそこまでではないんです、辛さが。
しかして食べ続けると辛さが倍プッシュ。
”乗算”ではなく”べき乗”を思わせることが多々あります。
が、そこは数ある激辛料理をインストールしてきたうすだ、慣れてます。
はいはい、慣れたものです。慣れてるんです、本当に。

実際美味しかったのでキレイに食べきったのですが、スープを半分ほど飲み込んだあたりから、あれ?
味としての辛さはまぁ平気だったのですが、、、生まれて初めて辛いものを食べて胃が痛くなりました。

元々代謝がいいので食事を取ると汗をかく、そんな真っ赤なボディのうすだですが、噴き出す汗が尋常ではない。
はっきりわかるのは辛いから汗をかいてるのではなく、、、胃の痛みで汗をかいているッ!!
パールジャムでも入ってるのかと疑うレベルで身体の異変を感じる始末。

おばちゃんの「だからいったじゃない」とあきれ顔を尻目に、なぜかトイレに一度避難。
思い返してみてもこの時なぜトイレに行ったのか、動機は未だに不明。
人間、ふいに一人になりたくなることってありますよね?

そのままいったん落ち着こうと、トイレに座ってじっと扉を眺める。
すると不思議なことに、閉じた扉のその向こうに、子どもの頃、友達と自転車でよく遊びに行った”じょう山”の風景が広がっているではありませんか。
楽しかったなぁ、今ではそれが、何がどう楽しかったかまったく理解できないけど、たぶん生きてることそのものが楽しかったんだろうなぁ、と。

※これ以上先に進むと戻ってこれなくなる可能性があります。

あまりの胃の痛みに定まらない思考、滴る汗、とりとめのない白昼夢が見えたり見えなかったり。
そしてどこからともなく聞こえてくる『少年時代』。
四面陽水と化した、孤立無援な個室にいると、はたしてこのまま神隠しにあってしまうのではないかという危機感にかられ、うつし世へと緊急回避。

周りの心配をよそに席に戻ったはよいが、3ラウンドに渡る打ち合いを終えたボクサーのような状態。

タオルを投げ込まれても終了することのない試合で、なによりも恐ろしいと感じたのは”震えが止まらない”という点。
別に会いたくもないのに、ふるえる。ふるえる。
寒さ以外でふるえるなんて、滅多にひかない風邪を引き、滅多に出さないひどい熱を出した時ぐらいの記憶しかなく。

ボディーブローよろしく、じわじわと胃を追い立ててくる痛みとふるえがついに天元突破し、再びかくり世、もといトイレへ。
そしてファーラウェイ。

決してへっちゃらではない”夢”をすべて吐き出した結果、痛みも汗もふるえも止まるという人体の神秘を体験をしました。


おばちゃん、おっちゃん本当にごめんなさい。


お店の名誉のために言っておきますが、まごうことなき、美味しいラーメンでした。

辛さについても過去食べたものの中にはもっともっと辛いものもあるのですが、唐辛子の種類なのでしょうか?
うすだの胃と相性が悪かったようで。あれ、たぶん胃痙攣ってやつなのだと思います。

「スープは飲むな」と忠告してくれたおばちゃんに「調子にのってすみませんでした」とフルスロットルで謝罪をしつつ、その尋常ならざる様子を心配したこじさんから飲むヨーグルトを、ざわ団長からは二日酔いによく効くソル〇ックを、わざわざ買ってきていただくという、この体たらく。
、、、ソル〇ックって凄い味しますね。

そんな人のやさしさに触れながら更けていく、鵺の鳴く夜でした。
今度は辛くない油そばを食べに行こうと思います。


『麺や 璃宮』(めんや りきゅう)
住所:
 東京都江東区毛利1-18-6 錦糸町グリーンハイツ 1F
交通手段:
 東京メトロ半蔵門線、都営新宿線住吉駅から徒歩6分
 JR総武本線、東京メトロ半蔵門線錦糸町駅(南口)から徒歩6分
 錦糸町マルイから徒歩約4分

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